現在も物議を醸している柔道男子60キロ級準々決勝、永山竜樹選手とガルリゴス選手の試合。
永山竜樹選手がガルリゴス選手の寝技に耐えるなか主審から「待て」がかかり、
永山竜樹選手は力を緩める、ガルリゴス選手は絞め技を続行。
それにより失神してしまった永山竜樹選手の様子から、
なぜか審判は「一本」と認定し、ガルリゴス選手が勝利となりました。
疑惑の審判は誰が務めたのでしょうか?
また誤審疑惑から勝利を得たガルリゴス選手側の見解はどうなのでしょうか?
審判を務めたのはエリザベス・ゴンザレス
審判の「待て」があったにもかかわらず「一本」と認定したことが事の発端の今回の騒動。
結果として永山竜樹選手は敗者復活戦を勝ち抜き銅メダルを獲得。
準決勝で敗れたガルリゴス選手も3位決定戦で勝利し、両者ともに表彰台に並びました。
しかし、試合が終わった現在も反響は止まず、国内外からさまざまな意見が寄せられています。
パリ五輪男子柔道60kg級準々決勝永山竜樹対スペイン「待て」の後3〜5秒スペイン選手が締め続けた試合、誤審と思われる判断をしたのはElizabeth González(エリザベス・ゴンザレス)審判ということが判明。また、この審判は誤審を繰り返しているとの情報もあり。 pic.twitter.com/5HePeH3UAO
— こと⋆⸜🐙⸝⋆ (@kurumi_prskng) July 27, 2024
永山竜樹選手とガルリゴス選手の試合の審判と務めたのはエリザベス・ゴンザレス。
氏名 | エリザベス・ゴンザレス(Elizabeth González) |
生年月日 | 1987年4月21日(37歳) |
国籍 | メキシコ |
エリザベス・ゴンザレスはメキシコの国際柔道連盟(IJF)の審判員。
2022年からIJFワールドツアーのイベントで審判を務めています。
今回のパリオリンピック柔道の審判員に選出され今回の疑惑の試合以外に、
同じ日本人選手の阿部詩選手の1回戦の審判も務めていました。
阿部詩の初戦。 なんか見たことのある顔だなと思ったら・・・、あのエリザベス・ゴンザレスだった。#パリオリンピック #judo #柔道 pic.twitter.com/i3KSR2f9l6
— イカす!🇺🇦(応援しよう能登) (@COOLsuica) July 28, 2024
エリザベス・ゴンザレスは過去にも誤審を繰り返していたという情報が囁かれています。
何年も努力をしてきた選手たちの真剣勝負をめちゃくちゃにした罪は大きいです。
審判の資質を疑いますし、このような疑惑の人材を審判に任命した審判団もどうかと思います。
試合後一夜明け、審判団は渦中の「待て」の判断を誤りだったと認めました。
しかしだからと言って判定が覆るわけではありません。
永山竜樹選手は金メダルの期待がかけられていただけに苦い結果となってしまいました。
ガルリゴス選手側の見解
疑惑の試合が終わった後も誤審の反響は止まず、
「待て」があった後も約6秒締めを継続したガルリゴス選手の行為を"悪魔の6秒"と表現するなど、
国内外からさまざまな意見が寄せられ波紋を呼んでます。
試合後にガルリゴス選手がメダル獲得の報告を投稿したSNSには悲観的なコメントが殺到。
「日本人は試合の勝敗ではなく、柔道の精神に反する行為に怒っている」
「失格が見逃されて、勝ったのに満足ですか?」
「スポーツマンシップマンに反する行為」
など、厳しい声が寄せられ大炎上しています。
当のガルリゴス選手の見解はどうなのでしょうか?
スペインの日刊スポーツ紙『AS(アス)』の取材によると
「永山竜樹選手が試合後に‟畳の上で数分間文句を言っていた”」と言及。
続けて「ルールは明確だ。試合では、誰かが意識を失えば一本となり、その選手の負けとなる。」
「畳の上で失神してしまうということは、勝利が相手に渡るということ。」
「昔からそうだったし、ルールはみんな同じだよ。」
として、自身には落ち度はないことを語っていました。
しかしその後、ガルリゴス選手は焦点の「待て」の指示を、「気づかなかった」としています。
「レフリーが待ての指示を出したが、騒音に気づかずに続けた。」
と、あくまで会場の熱気によりきづかなかったと主張しています。
しかしそれだけ騒々しい会場であったのなら永山竜樹選手も聞こえないはすですよね。
このエリザベス・ゴンザレスって審判世界選手権ドーハ大会で高藤直寿VSガルリゴスのときにも審判しててガルリゴスが危ない技(立ち関節技気味に)かけてるのに勝ちにした誤審の人じゃん
— わさビーフ (@nhs46_zaka) July 27, 2024
ガルリゴスもエリザベス・ゴンザレスも最低すぎる #永山竜樹 #パリオリンピック #柔道 #高藤直寿 pic.twitter.com/uT8puUNXur
今回の判定をめぐっては熱気と歓声があふれる国際舞台であることをふまえ、
声が通らないことを加味して主審がしっかり身体を張って止めるべきだった、という意見もあります。
今後はこうした悲しい試合が起きないよう、審判はしっかりと務めてほしいです。