パリ2024オリンピック・陸上女子やり投げで金メダルを獲得、
陸上のフィールド競技としても日本女子初の五輪メダル獲得と一躍大注目のヒロインとなった北口榛花選手。
笑顔が素敵な北口榛花選手はじつは幼少期からスポーツ万能でさまざまな結果を残してきました。
北口榛花選手はどんな選手なのでしょうか?
北口榛花選手のプロフィール
Thank you Paris 🇫🇷
— 北口榛花 harukaKitaguchi (@giant_babyparu) August 12, 2024
ご声援ありがとうございました。
小さい頃から夢見てたオリンピックの舞台で金メダルを取ることができました。
あの時見てた種目とは違うけれど、
それでも全てが今の私につながっていると思っていますし、その原点をこれからも大切にしていきます。🏊🏸… pic.twitter.com/0wM6gIhPKS
身長179cm
体重86kg
北海道旭川市出身。
北口榛花 harukaKitaguchi(@giant_babyparu) / X
北口榛花選手が一流のやり投げ選手になるまでの道のり
しなやかな身体の使い方を活かした北口榛花選手の驚異的な投擲。
じつは北口榛花選手は初めからやり投げを専門にしていたわけではありません。
ここまで一流のやり投げ選手になるまでには、長身という恵まれた体型と運動神経の高さだけでなく、
生まれ育った北海道で始めた2つの競技から得た技術がありました。
① バドミントン
1つ目、は小学生のころに始めたバドミントン。
強い肩を活かした積極的なスマッシュ攻撃で、小学6年生の時に全国大会出場。
なんとこの時、パリ2024オリンピック女子シングルスで5位となった山口茜選手と対戦しています。
もしバドミントンを続けていたら、バドミントンでオリンピック出場を果たした
北口榛花選手の姿が見られたかもしれません。
② 水泳
もう1つは、バドミントンと並行して地元のスクールで続けていた水泳。
なんとこちらも全国大会に中学生の時に出場しています。
北口榛花選手は進学先の高校・旭川東高で運命が変わることに。
恵まれた体格と肩回りの柔軟さを兼ね備えた北口榛花選手を見て、
当時、陸上部顧問を務めていた松橋昌巳さんからやり投げを薦められたのです。
この時が北口榛花選手とやり投げが出会った瞬間でした。
明るくポジティブで天真爛漫な北口榛花選手の性格も相まって、松橋昌巳さんは
「心技体すべて、世界すると思わせる素材。」
と予感し、そしてその予感は見事的中することになります。
やり投げをはじめてわずか3年で北口榛花選手は世界ユース選手権に出場し金メダルを獲得!
やり投げの才能をどんどん開花させていくのです。
ちなみにそれまでやっていた水泳とバドミントンは大学進学後もやり投げと並行して継続していました。
特に水泳は現在もトレーニングの一環として続けており、
オリンピックメダリストの松田丈志さんにフォームについて教えを請うたことも。
北口榛花選手のストイックさが伺えます。
北口榛花選手を一流のやり投げ選手へ導いた2人の人物
セケラック・コーチ
北口榛花選手、そしてセケラック・コーチ、パリオリンピック優勝おめでとうございます! 日頃の努力が実りましたね! pic.twitter.com/S9zSdsb6AP
— twicch (@twicch) August 11, 2024
北口榛花選手は監督やコーチが求めるトレーニングでも自分に向いていないと思えば、
「私には合わない」とはっきり主張し自分に合ったやり方を追求していました。
また試合に勝っても「もっと上がいる。」と現状に満足はせず
常に向上心を常に持ち続け世界を意識していました。
以前の北口榛花選手の弱点は筋力と跳躍力でした。
しかし日本にはやり投げ専門のコーチがおらず、改善点は自分でなんとかするしかありませんでした。
コーチ不在のまま試合に挑むも思うように結果が出ず苦しい時期が続きました。
弱点を克服すべく北口榛花選手は動き出します。
2019年、やり投げの本場フィンランドの講習会で出会ったチェコ人のセケラック・コーチに
自ら連絡をして単身フィンランドへ武者修行に行きました。
セケラック・コーチの指導により、北口榛花選手の記録は飛躍的に向上。
本場で学んだ成果と努力の積み重ねで弱点は見事克服することができました。
足立和隆氏(元筑波大准教授)
北口榛花選手はもともと運動神経が良く恵まれた体格をしていましたが、
それらをさらに活かすため助言をしていたのが足立和隆氏(元筑波大准教授)でした。
179cmという長身で人混みの中でも目立つ北口榛花選手は、
猫背気味で、やや前かがみのような姿勢が身についていました。
やり投げは上半身を回転させる胴体のひねりが重要。
軸となる腰から上の背骨の配列が乱れている猫背はひねり運動に悪い影響を及ぼします。
また、水泳とバドミントンの経験から強くしなやかな肩を持つ北口榛花選手は、
他の選手よりも腕を後ろに伸ばすことができました。
そこから投擲のフォームを改善すると北口榛花選手の記録はさらに向上。
足立和隆氏から記録を伸ばすための姿勢を整える身体づくりの必要性を学び、
前述のセケラク・コーチから技術を学んだ北口榛花選手は
一流のやり投げ選手として現在に至る飛躍を遂げました。
もぐもぐタイムで注目のカステラ!ゲン担ぎ大好きな北口榛花選手
#北口榛花金メダル#カステラ
— FREE (@masagame2) August 12, 2024
北口榛花選手がカステラ(もぐもぐタイム)で気がついた。
履いてるシューズ(右足青色 左足赤オレンジ)なんだね。
カステラ、蝶バタフライピアス
金の髪留め、シューズもゲン担ぎ関係してそう。どこのメーカーなんだろうか?https://t.co/UJypBvpGRZ
パリ2024オリンピックで北口榛花選手が注目されたのが競技中のもぐもぐタイム。
なんと食べていたのはカステラ!
カステラを食べる様子が中継に映ると、
「地べたで足バタバタさせながらのもぐもぐタイムでカステラ食べてる仕草が可愛いすぎる」
「深夜日本国民に期待と飯テロを食らわす北口さんw」
「子供みたいにカステラ食ってるのが無邪気だ」
など、和んだ様子が可愛いという反響が続出!
この時食べていたのはセブンイレブンの7プレミアムカステラです。
パリ五輪陸上競技やり投げの金メダリスト・北口榛花選手が、もぐもぐタイムで食べてたセブンイレブンのカステラ、食べたらええんでしょ!?食べたら!!!(投げやり🥇) pic.twitter.com/jYD96UlwOA
— おとむ (@otomulab) August 15, 2024
カステラを食べ始めたきっかけは、ある時カステラを食べたら良い結果が出たからとのこと。
ゲン担ぎアイテムが大好きな北口榛花選手はカステラ以外にも、
アクセサリーなどとにかくラッキーアイテムを数多く身に着けています。
たとえば北口榛花選手定番のお団子ヘアにピンクの髪飾りは
「舞うようにやりが飛んでいく」ためのゲン担ぎで、
もしかしたらそのおかげで金メダルが舞い降りたのかもしれませんね。