【パリ五輪】落下ミスの中国体操・蘇煒徳選手はその後どうなった?

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パリオリンピック体操男子団体で自身のミスにより金メダルを逃し、

中国国内で誹謗中傷の嵐を受けた蘇煒徳選手。

その後蘇煒徳選手がどうなったのか心配だとの声が寄せられています。

オリンピックが終わった現在の蘇煒徳選手をとりまく様子をお伝えします。

オリンピック閉幕後、久々に姿を見せた蘇煒徳選手

現地時間8月19日、北京の人民大会堂で習近平国家主席が

パリオリンピック出場選手や役員と面会した表彰会が行われました。

習近平国家主席から健闘を称えられた選手たち。

その中には中国体操チームの姿ももちろん、様々な混乱に直面した蘇煒徳選手の姿もありました。

日本でもイケメンと注目された張博恒選手は表彰会で撮影した中国体操チームとの集合写真を

SNSに投稿し、その中には蘇煒徳選手もチラリと映っています。

本番前に負傷した孫維選手の代役として急遽パリオリンピックに出場することとなった蘇煒徳選手。

しかし十分な準備が行えないままの出場だったため、複数のミスを犯してしまいます。

その結果、中国体操男子チームはあと一歩で金メダルを逃し、蘇煒徳選手は多くの批判を受けました。

誹謗中傷はあまりの数で、危険を避けるために変装して帰国するのではと言われたほど。

蘇煒徳選手がミスを引き起こしたを原因は、彼自身の力不足や競技経験不足もあるかもしれません。

しかし急遽の代役に決まるまでほどんど練習ができず準備不足に陥ってしまった環境、

またそのように至ってしまった体操チーム全体の管理体制に問題があると言わざるを得えません。

今回たまたま蘇煒徳選手が選ばれただけであって、他の選手でも同じことが起きたことでしょう。

中国体操チーム陣営が責任を取らず、蘇煒徳選手にだけ批判が集中し責任を負わなければならないのは

間違いであるという声も現在は出ています。

蘇偉徳選手はサイバー暴力最大の被害者

パリオリンピックでは多くの選手がネットの誹謗中傷に苦しめられる事態が発生しました。

蘇煒徳選手も心無い言葉の暴力で大きな傷を負った選手の1人です。

中国の公安省はパリオリンピック出場選手がSNSでの誹謗中傷の事例が起こったことを受け

悪質なファンの行為を取り締まることを決定し、すでに4件摘発したと発表しています。

そのうちの1件が体操に関連しており、おそらく蘇煒徳選手の件であろうと言われています。

公安省の動きを受けて、中国体操協会も声明を発表。

「SNSでの攻撃が選手やコーチ、その家族に極めて悪い影響を与えている」

「蘇煒徳選手は‟サイバー暴力”を体操選手団の中で最も多く受けた」

「中国体操チームが守ってきた‟団結と祖国第一”の伝統と調和のとれた雰囲気を妨害された」

などと述べています。

インターネットの世界であってもは法律はあります。

中国でもネットの誹謗中傷に対し法律に従って法的責任を追求する動きが多くみられることでしょう。

蘇煒徳選手の心の傷が早く癒されることを願いたいです。

そしてまた素晴らしい演技を見せてほしいですね。

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